昨日、ロルファーが30名弱集う協会主催の勉強会へ行ってきました。
ロルファーはそれぞれ個性的で自立していて自由なので、なかなか大人数が集まる機会は無いのだけれど、初心を思い出してとても嬉しかったです。
一般的にはマニアックと思われる興味・関心がこの場ではメジャーで、みんなで身体の面白さにはしゃいで、とてもリフレッシュしました♪
先日クライアントさんが、「今まで不快な感覚が嫌で感じないようにしたり自分を責めていたんだなと気づきました。今は何でもただ感じていると気にならなくなっていく」とおっしゃっていてうれしかったです。
自己治癒力への信頼が増して、しっかりつながっているんですね。
クライアントさんが自立していくプロセスを見れるのも、ロルファーの喜びの1つです♪
ロルフィングトレーニング中に、モニカが「私達はクライアントに魚ではなく、釣り竿をあげたい。(セッションの時だけ満足させるのではなく、自分自身で満たせるようにしたい)」とよく言っていましたが、本当にその通りだと思います。
さらに、どんな魚が釣れるのかデモンストレーションできると、制限が外れたり意欲が生まれる可能性がひろがるのかなと思います。
私が何かを学ぶときには、そういう先生を選んでいます。
スキルを伝えることができ、伝えているそのものを生きている人を。
セッション中に私が着目しているのは、組織の流動性や共鳴・つながり、知覚の変化やプリムーブメント、コントララテラルムーブメントの質などマニアックで、クライアントさんにとっては最初はあまり興味が湧かないところかもしれません。
でも、現実的な変化が起こらなくては意味がないとも思っています。
今日は左右の股関節の手術をされていたクライアントさんから「今まで痛くて全く走れなかったのに、初めて痛みなく駅から家まで走れた!」と聞いてとても嬉しかったです。
変化することに確信はあるけれど、どのように開花していくのかは未知です。
実際に何が起きたのか聞くのは、いつでも新鮮で嬉しいものですね~
いくつかのメニューにご興味があるクライアントさんからお話を伺う時、まずはロルフィングをお勧めすることが多いです。
私が提供しているボディワークはどれも、身体が持っている能力を引き出すものですが、ロルフィングはゴールと戦略が明確なのでまとまった変化を得やすいです。
重力への適応、コントララテラリティcontra-lateralityを引き出すこと、常に’統合’を念頭に置いていることが、健全な状態へ導くのにものすごくパワフル。
施術者のpresenceとクライアントさんのcapacityがセッションの質を作り上げると感じますが、ロルフィングというシステムからのサポートもとても感じます。
素晴らしいインスピレーションと叡智の蓄積を。