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RolferYui

Author:RolferYui
吉祥寺、表参道でロルフィング、クラニオセイクラルワーク、ソマティックエクスペリエンシングなどボディワークをご提供しているアドバンストロルファー青山結です。
ボディワーク、ダンス、瞑想などを通して、人間の可能性を日々探求しています。
お一人お一人の身体に耳を傾け、その人本来の輝きにつながるお手伝いをすることが大きな喜びです。

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最近のタンゴ

2016.09.09 23:15|身体の探求
大人げなく、出来なくて悔しい!!!モード全開でレッスンを受けてみたら、ぐ~んと伸びた(気がする。)

エネルギーにネガティブもポジティブもなく、単なるエネルギー。
燃料として上手く使うコツがつかめてきた気がする~♪

自分の中にあるエネルギーを抑えたり捻じ曲げないと、意図に集中した時にさーっと集約されていく感じがします。

初ボルダリング♪

2014.03.22 01:13|身体の探求
ロルファー仲間のなっちゃん、あきこさんに誘われて、新高円寺で初ボルダリングをしてきました♪
ボルダリングというのは、ロープなどの道具を使わずに素手で‘ホールド’と呼ばれる突起物を掴んで登る、フリークライミングの一種です。
のんびり休憩しながら3時間楽しみ、スノーボードの後のような全身の倦怠感が心地よかったです。
ロルファー3人なので、終わった直後に仰向けになって両腕を同時にリリースして貰えたのも贅沢でした♪
ボルダリングはロルファーと来るに限るねーとか言いながら。

素手で掴みながら登るので握力が必要なのかなと思っていましたが、重要なのはやはりコアサポート、足から背骨や腕など全身へのつながり、スムーズな重心移動でした。
運動のジャンルが変わっても、効率の良い身体の使い方には共通項が多いですね。

自分の中心から手足を四方八方にリーチしながらゴールに向かって進んでいくのは、普段あまり意識を向けにくい苦手な方向に意識を向けていく、つまり知覚を広げていくのにとても有効だな、と感じました。
私はセッションなどを受けて知覚が広がると視界がクリアになるのですが、ボルダリングの後も視界が広く鮮明になりました。
‘ゴールに向かってチャレンジする情熱’が、自分で作っていた制限をひょいっと飛び越える(≒知覚が広がる)エネルギーになるのだと思います。

高い所から安全を感じてコントロールしながら落ちる経験も良かったな、と思います。
大腰筋が固着する原因の1つとして、‘落下する’恐怖がある、と聞いたことがあります。
大人になってからは身長以上の高い場所から落ちる経験はあまり無いので、最初はドキドキしましたが。
掴んでいる腕が限界でもう無理!という時に、落ち着いてコントロールしながら落ちたら、自分の身体の中のタブーが1つ昇華したような、そんな感覚になりました。

2日後のバレエレッスンでも全身に意識を向けやすく、特にアームスが体幹を安定化する感じが調子良かったです♪

ボルダリング、身体を楽しく開発するのにお勧めです☆

ムーラバンダ:骨盤底筋群の引き上げ

2014.02.14 21:52|身体の探求
コアの土台となっている骨盤底筋群。
骨盤底筋群を引き上げる動作をヨガではムーラバンダといい、バレエの‘引き上げ’にとっても鍵となる意識ですが、出来ているかどうか曖昧になりやすいですよね。

自分自身を振り返ってみたりクライアントさん達を見ていると、骨盤底を引き上げているつもりが代わりにお尻やお腹を緊張させていたりしがちです。骨盤底を正確にイメージできていないので力が入りやすい部分を緊張させてしまうのですね。

身体を上手く使えてないケースでは、ボディマップ(自分の身体が脳にどのように描かれているか、という‘身体地図’)が不正確であることが多いです。骨盤底の解剖を知って自分の身体と実際に照らし合わせてみるだけで動きが変わることもありますよ。

骨盤底筋群は2つの坐骨、恥骨、尾骨に付着しているので、まずはそれらに触れてみて視覚化すると骨盤底のエリアをイメージしやすくなります。坐骨は骨盤を立てて椅子に座ると探しやすいですよ。
「坐骨って意外と内側にあるな~!」などの気づきは、ボディマップが正しく書きかえられる大切な瞬間です。

骨盤底筋群は、平らな表層とおわん型の深層の2層になっていて、中心で2層が接してつながっています。

平らな表層は、さらに一番外にある尾骨と恥骨をつないでいる8の字型の層と、その奥に2つの坐骨と恥骨を結んだ三角形のエリアを左右に繊維が走っている層があります。
まずは最外層の8の字をイメージしながら、それが伸び縮みすることで尾骨と恥骨がわずかに近寄ったり離れたりする動きを感じてみて。
それが出来るようになったら次の層の三角形をイメージしながら坐骨同士が近寄ったり離れたりする動きを感じてみましょう。
人によっては感じられるようになるまで1~2週間かかるかもしれませんが、気長に試してみてください。お腹やお尻が緊張しないように、仰向けで下腿を椅子などにのせると良いかもしれません。

おわん型の深層筋はさらに意識しにくいので、深層と表層がつながっている部分である会陰腱中心(8の字型の腱の中心、女性は肛門と膣の間辺りのやや堅くなっているところ)に触れて意識を向けてみましょう。
この部分が吸気に伴って下へ解放され、呼気とともに上へ上がっていくのを感じてみます。

このように呼吸に骨盤底(特に内臓を支えているおわん型の深層筋)が参加した状態が、ムーラバンダの目指すところなのだろうと思います。
弾力性のある骨盤底が内臓を支えて、呼吸、横隔膜をサポートすることが、コアが機能するために重要なのです。

丁寧に意識を向けることができればエクササイズで機能を向上させることも可能だと思いますが、施術者としては制限を解放していくことで自然にコアの機能が目覚めるようなセッションを心がけています♪

コアの筋肉と呼吸

2014.02.02 22:44|身体の探求
バレエでも重要だと言われる、骨盤底筋群、大腰筋、腸骨筋、腹横筋、内外腹斜筋、多裂筋などのコアの筋肉。
このように羅列すると脈絡がないような感じがしますが、ロルフィングでは「コアは内臓空間とその周りの筋肉」と定義していて、呼吸や姿勢の維持など生命にとって基本となる働きを担っていると考えています。

バレエの複雑なテクニックを支える為に体幹を維持する時、もともと姿勢を維持するためのコアの筋肉が働くことが重要だということですね。
力を入れやすい表層の筋肉は、深層の筋肉よりも多関節に渡るなど広範囲をカバーしているので大雑把な動きになりがちで、瞬発力はあるけれど疲れやすいので、繊細に姿勢を調整し続けるのには不向きなのです。

コアの筋肉は呼吸や姿勢などを自動的に調整しているので、「やろうとする」よりも、シンプルに意識を向けて「起こるに任せる」「起こることを邪魔しない」ことによって機能しやすいように思います。(「起こる」ためには身体がある程度統合されている必要があるのですが)
ユニット3講師のモニカは、「コアは構造的に見るとスペースだけど、機能的に見ると‘起こるか起こらないか’、コーディネーションの問題だ」と言っていました。

ヨガにガッツリ取り組むようになって、呼吸に意識を向けることがコアを活性化するのにとても有効だと体感するようになりました。呼吸は自然に起こる動きですし、制限しているかどうか分りやすいですよね。

呼吸の主動筋である横隔膜、連動して内側から動いている骨盤底や腹部、足や頭頂までを丁寧に観察していると、全身が連動して流れるように動き続けているのが感じられます。
意識が行き渡って、全身が協調して働いている状態で、様々なポーズを深めることでコアが効率良く開発されていくのでしょう。

意識を向けていくのに、解剖を知っていることは大きな助けになるので、後ほど書いてみたいと思っていま~す。

ヨガとバレエとロルフィング

2014.01.14 23:32|身体の探求
昨年は6月から半年間、ほぼ毎日ヨガスタジオへ通っていました。
今年からはヨガはペースダウンして、再びバレエに打ち込んでみようと思っています。

バレエは身体に意識を向けながらも、音楽や周りの人との調和や、感情表現など、気をつける項目が多岐にわたります。自分の内側にも外側にも注意を行き渡らせることが必要になりますが、舞台上で踊ることが前提のダンスなので、魅せ方や表現など外向きに偏る傾向があるかもしれません。
そんな非日常的な研ぎ澄まされた場はとても魅力的でちょっと中毒性があるのですが、一定期間バレエのペースを落として、身体とじっくり向き合うと一気に上達したりします。
身体はとても知的なのでしっかり向き合った分きちんと応えてくれるのですね!

ヨガはバレエと比べると、身体のあらゆる部分を様々な方向へ活性化するようにポーズが網羅されていることと、じっくりと身体や自分の内面や呼吸に意識を向ける時間を取るところが特徴的だと思います。

私は、アライメントを厳密に追究し続けること、身体の様々な部分や呼吸に気づいている状態を保つ習慣が強化されたな、と思います。バレエでも気を付けていることなのですが、ヨガを通してより深まったと感じています。
具体的な身体の変化としては、コアの筋肉が活性化しやすくなったのが一番大きいです。お腹がぽっこりと抜けてしまいがちだったのですが、大分改善されてきました!

こうやって書いてみると、ヨガで得たことは、ロルフムーブメントのトレーニングやロルフィングセッションで得たことと同じなんですよね。
私の場合は、バレエに対する思い入れが強い分、「バレエをやろう」と思っただけで様々な昔からのパターンが出やすいので、まずヨガを通して新しい動きの質を発展させたことがとても良かったです。
ヨガを通して新しい変化の芽が大きく成長したな♪と思います。