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ロルフィング(R)YUI'S東中野・早稲田[Blog]
ロルファー青山結がロルフィングのこと、ボディワークのことをお伝えします☆
トニック・ファンクション3
ガンマシステム、トニックファンクションを機能させるには?
いくつかのアイディアをご紹介します☆

★コントロールを一度手放してガンマシステムが機能するためには、「ゆだねる」ことが重要です。ボディワークではゆだねるために、身体の中や周囲の空間に信頼できる部分(リソース)を見つけるお手伝いをします。

★頸椎と腰椎の前弯がリラックスして脊柱が伸びている状態が、トニックファンクションが機能している一つの目安になります。そのためには後頭下筋群(頭と首の一番上をつないでいる筋肉で、筋紡錘が最も多い)、大腰筋と多裂筋・腹横筋などコアの筋肉が機能している必要があります。ちなみにロルフィングではセッション4~7で扱います。

★脊柱が伸びるためには、自分の内側(特に仙骨の重さ、骨盤底・足裏が体重を受け止めている感覚)と外側(周囲の人や空間と関わっている感覚)を同時に感じる(二方向性)ことが有効です。

★手や足裏などの皮膚(固有感覚受容器が豊富にあります)に豊かな感覚を感じるとガンマシステムが刺激されます。素足で床の質感を感じたり、手のひらにあたる空気の流れを感じることで身体が自由になるのを実感できるかもしれません。

★トニックマッスルの1つである後頭下筋群は眼を動かす筋肉と深く関連しているため、眼の使い方も重要です。一点を凝視した状態と周囲を広く捉えるような眼の使い方では、後者の方が身体を柔らかく使えます。

トニック・ファンクションは自分で動きをコントロールして変えることは出来ず、感じ方や意識の向け方、動きに伴う感情や状況の意味づけを変えることによって変化させることができます。
とても繊細な作業なので、安全でオープンな場が保たれていること、信頼関係が確立した施術者の手を借りることがとても大きな助けになります。
[2013/03/21 22:04] | ロルフィング | トラックバック(0) | コメント(1) |
トニック・ファンクション2
なぜ努力を手放したり、感覚に意識を向けることがパフォーマンスを高めるのか?
それを説明してくれるトニック・ファンクションという理論のご紹介です。

動く前に、まず姿勢を安定させる必要があり、その際にフェージックマッスル(瞬発性筋肉:大腿四頭筋など力強く疲れやすい筋肉)ではなく、トニックマッスル(持続性筋肉:ハムストリングスなど長期間安定して働き疲れにくい筋肉)が機能すると効率の良いコーディネーションが生まれます。

トニックマッスルの特徴は疲れにくいだけでなく、筋紡錘(筋肉自身が伸ばされたことを感知するセンサー)が多く、伸張反射(筋肉が伸ばされた時に伸ばされ過ぎて損傷するのを防ぐために収縮する)によって不随意的に働きます。つまり私達が意識して動かすというより、重力によって筋線維が地面の方向に伸ばされた刺激などを筋肉の中のセンサーがキャッチした結果、自動的にオンになるのです。必要な部分が必要なだけ働くので効率が良くなめらかな動きになります。

このように伸張反射を利用して筋肉を働かせるシステムをガンマ運動ニューロンと呼び、小脳や脊髄が動きの指令を出します。ガンマシステムでは拮抗筋(意図する動きと逆の働きをする筋肉)は静かなままで必要な筋肉がオンになります。
これに対して私達が動こうと考えて大脳皮質が動きの指令を行うのがアルファシステムです。ガンマシステムと比べると拮抗筋が働きやすく意図した動きを制限してしまうため、ぎこちない動きになります。
最終的に仕事をするのはアルファシステムなのですが、ガンマシステムを経由することが、効率良くなめらかな動きにとって重要です。大脳皮質も当然働くのですが、自然な動きを阻害する一因として働き過ぎていることがよくあるのです。

それでは、どのようにすればガンマシステムをオンにしてトニックファンクションを上手く機能させることができるのでしょうか。

(つづく)
[2013/03/13 23:07] | ロルフィング | トラックバック(0) | コメント(0) |
トニック・ファンクション
ロルフィングは、楽でキレイな姿勢だけでなく、洗練された機能的な動きを引き出します。
では、ダンスにおいて好ましい動きとはどういうものでしょうか?
私は、力まずに呼吸が自然に流れていて、リズムや音楽などの表現が感じられ、繊細さと安定感が共存した動きを美しいと感じます。
バレエではこのような動きの質を高めるために‘引き上げ’が重要とされています。骨盤がニュートラルで背骨が長く伸びていてインナーマッスルがオンになっている状態ですね。

この時、背骨を自分で長くしようと努力をすると、どこかを支点として固めてしまったりして、逆に不自由な動きになりがちです。
仙骨など身体の重さを感じてそれを地面に委ね、周囲の空間(特に頭上の空間)に意識を向けるだけの方が上手くいったりします。地面と天井への二方向性の伸びが自然と起こり、背骨が制限されずにゆったりと長くなって安定した軸ができるのですね。

テクニックを高めるためにひたすら努力を続けて来た人にとっては、努力を一度手放してゆだねたり、身体や周囲の空間などを感じるだけでパフォーマンスが向上するとは、実際にロルフィング等のボディワークを受けてみないと理解しにくいと思います。私もそうでした!

それを論理的に説明したのが、フランス人ロルファーのHuber Godardが提唱しているトニック・ファンクションです。
トニック・ファンクションとは身体に内在する重力反応システムのことで、ゆだねること(重力と調和すること)がなぜ動きの質を高めるのかを理解する助けになります。

(つづく)
[2013/03/12 20:19] | ロルフィング | トラックバック(0) | コメント(0) |
プロフィール

RolferYui

Author:RolferYui
東中野でロルフィング、クラニオセイクラルワークなどボディワークをご提供しているアドバンストロルファー青山結です。
ボディワーク、ダンス、瞑想などを通して、人間の可能性を日々探求しています。
お一人お一人の身体に耳を傾け、その人本来の輝きにつながるお手伝いをすることが大きな喜びです。

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