ロルファーでSE(ソマティック・エクスペリエンシング)の開発者であるピーターの著書、「トラウマと記憶」。
読みやすくて面白かったです。
普段、記憶という視点から考えることはあまり無かったので、新鮮な切り口で整理しなおすことができました。
SEは潜在記憶の中の手続き記憶(運動スキル、生き残り反応、接近と回避の指針)に’今・ここの身体感覚’を通して働きかけ、それが顕在記憶にどのように影響していくかが整理されていてスッキリ。
’生き残りに必要な情報や能力は世代を超えて引き継がれ、その副作用的にトラウマの記憶も受け継がれる’という最終章のテーマがとても興味深かったです。
セッション中に開放されたエネルギーが何だったかは気にしないのですが、個人的な範囲を超えて例えば家系にまたがるような重厚な質感などを感じることがあったりして。
統合の方にフォーカスするのでそこにスポットライトは当てないものの、生命体の奥深さを感じるのはいいもので、その辺りについて論理的に語られていたのが面白かったです。
2つのケーススタディ(ピーターのSEセッションの様子)も詳しく描かれているので、SEセッションがどんなものか気になっている人にもおすすめです。
読みやすくて面白かったです。
普段、記憶という視点から考えることはあまり無かったので、新鮮な切り口で整理しなおすことができました。
SEは潜在記憶の中の手続き記憶(運動スキル、生き残り反応、接近と回避の指針)に’今・ここの身体感覚’を通して働きかけ、それが顕在記憶にどのように影響していくかが整理されていてスッキリ。
’生き残りに必要な情報や能力は世代を超えて引き継がれ、その副作用的にトラウマの記憶も受け継がれる’という最終章のテーマがとても興味深かったです。
セッション中に開放されたエネルギーが何だったかは気にしないのですが、個人的な範囲を超えて例えば家系にまたがるような重厚な質感などを感じることがあったりして。
統合の方にフォーカスするのでそこにスポットライトは当てないものの、生命体の奥深さを感じるのはいいもので、その辺りについて論理的に語られていたのが面白かったです。
2つのケーススタディ(ピーターのSEセッションの様子)も詳しく描かれているので、SEセッションがどんなものか気になっている人にもおすすめです。